CanvaとWordPressは連携できますが、Canvaで作ったサイトをそのままWordPress化できるわけではありません。
Canvaは、画像、バナー、チラシ、SNS投稿、簡単なWebページなどを作れるデザインツールです。一方でWordPressは、記事、固定ページ、サービスページ、問い合わせフォーム、SEO、ブログ運用などを管理できるCMSです。
そのため、CanvaとWordPressを組み合わせる場合は、Canvaでデザイン素材を作り、WordPressに画像としてアップロードしたり、埋め込みコードを貼り付けたり、CanvaサイトとWordPressサイトの役割を分けたりする使い方が現実的です。
結論として、CanvaはWordPressのデザイン素材作成に強く、WordPressはSEO・問い合わせ導線・サイト運用に強いと考えると分かりやすいです。
この記事では、CanvaとWordPressでできること、画像として使う方法、埋め込みコードを使う方法、CanvaサイトとWordPressサイトの違い、事業用サイトでの注意点を初心者向けに整理します。
この記事は、「Canvaで作った画像をWordPressで使いたい」「CanvaサイトとWordPressの違いを知りたい」「CanvaのデザインをWordPressに埋め込みたい」という方向けの内容です。
この記事で分かること
- CanvaとWordPressは連携できるのか
- Canvaで作った画像をWordPressで使う方法
- CanvaのデザインをWordPressに埋め込む方法
- CanvaサイトとWordPressサイトの違い
- CanvaサイトをWordPressに移行できるのか
- SEOや問い合わせ導線で注意したいこと
- 事業用サイトでのおすすめの使い分け
CanvaとWordPressは連携できる?
CanvaとWordPressは連携できます。
ただし、連携といっても、Canvaで作ったサイトをボタンひとつでWordPressテーマに変換できる、という意味ではありません。
現実的には、Canvaで作った画像をWordPressにアップロードする、Canvaの埋め込みコードをWordPressに貼る、CanvaサイトとWordPressサイトを別々に公開してリンクでつなぐ、といった使い方になります。
| 使い方 | 内容 | おすすめ度 |
|---|---|---|
| 画像として使う | Canvaで作ったバナーやアイキャッチをWordPressにアップロードする | おすすめ |
| 埋め込みで使う | Canvaの埋め込みコードをWordPressのカスタムHTMLに貼る | 用途による |
| Canvaサイトを別で公開する | Canvaで作った1ページサイトを公開し、WordPressとリンクでつなぐ | 短期LP向き |
| WordPressへ完全移行する | Canvaのデザインを見ながらWordPressで作り直す | 手作業が必要 |
Canvaで作った画像をWordPressで使う方法
一番使いやすい方法は、Canvaで作ったデザインを画像としてダウンロードし、WordPressにアップロードする方法です。
ブログのアイキャッチ画像、トップページのバナー、サービス紹介の図解、料金表の補足画像、SNS用の告知画像などは、この方法が扱いやすいです。
Canvaで作った画像をPNGやJPGで書き出し、WordPressのメディアライブラリにアップロードします。その後、投稿や固定ページの画像ブロック、カバー画像、背景画像などに使います。
画像として使う手順
- Canvaでデザインを作成する
- 「共有」または「ダウンロード」から画像を書き出す
- PNGまたはJPGを選ぶ
- WordPress管理画面の「メディア」にアップロードする
- 投稿や固定ページで画像ブロックを追加する
- 代替テキストを入力する
- パソコンとスマホで表示を確認する
注意点は、画像の中に重要な文字を入れすぎないことです。画像内の文字は、本文テキストほど検索エンジンに伝わりやすくありません。見出しや説明文は、できるだけWordPress本文にもテキストで入れておきましょう。
CanvaのデザインをWordPressに埋め込む方法
Canvaのデザインは、埋め込みコードを使ってWordPressに表示できる場合があります。
Canva側で埋め込みコードを取得し、WordPressのカスタムHTMLブロックに貼り付ける方法です。資料、スライド、チラシ、メニュー表、ポートフォリオなどをサイト内に表示したい時に使えます。
ただし、埋め込みは外部サービスの表示に依存します。Canva側の公開設定を変更したり、デザインを削除したりすると、WordPress側の表示にも影響することがあります。
埋め込みの手順
- Canvaで埋め込みたいデザインを開く
- 「共有」をクリックする
- 「埋め込む」または「Embed」を選ぶ
- 表示された埋め込みコードをコピーする
- WordPressの投稿または固定ページを開く
- カスタムHTMLブロックを追加する
- コピーしたコードを貼り付ける
- プレビューで表示を確認する
- スマホ表示で横幅や余白を確認する
埋め込みコードには、iframeやscriptが含まれることがあります。WordPressの権限、テーマ、セキュリティ設定、プラグインによっては、コードが保存時に消えたり、表示されなかったりする場合があります。
CanvaサイトとWordPressサイトの違い
CanvaサイトとWordPressサイトは、同じ「ホームページ」に見えても役割が違います。
Canvaサイトは、デザインテンプレートを使って1ページの告知ページや簡単な紹介ページを作るのに向いています。イベント告知、キャンペーンページ、プロフィールページ、ポートフォリオの簡易版などには使いやすいです。
一方でWordPressは、複数ページのサイト、ブログ運用、SEO記事、問い合わせフォーム、サービスページ、事例ページ、内部リンク設計などに向いています。
| 比較項目 | Canvaサイト | WordPress |
|---|---|---|
| 作りやすさ | かなり簡単 | 設定やテーマ選びが必要 |
| デザイン | テンプレートで作りやすい | テーマやブロックで調整する |
| ブログ運用 | 向いていない | 向いている |
| SEO記事 | 本格運用には弱い | 積み上げやすい |
| 問い合わせ導線 | 作り込みに限界がある | フォームやCTAを設計しやすい |
| 更新性 | 簡単な更新向き | 長期運用向き |
| 向いている用途 | 簡易LP・告知・プロフィール | 事業サイト・ブログ・集客サイト |
CanvaサイトをWordPressに移行できる?
CanvaサイトをそのままWordPressへ自動移行するのは難しいです。
Canvaで作ったWebページは、Canva側の仕組みで表示されるサイトです。WordPressテーマや固定ページのブロックとして、そのまま変換できるわけではありません。
WordPressに移したい場合は、Canvaサイトのデザインや文章を参考にしながら、WordPress側で固定ページとして作り直す形になります。画像素材はCanvaから書き出して使えますが、ページ構造、見出し、ボタン、問い合わせ導線はWordPress側で再構成する必要があります。
WordPressに作り直す時の流れ
- Canvaサイトの構成を整理する
- 使う画像や素材をCanvaから書き出す
- WordPressで固定ページを作成する
- 見出しや本文をテキストとして入れる
- 画像をメディアライブラリにアップロードする
- ボタンや問い合わせ導線をWordPress側で作る
- スマホ表示を確認する
- SEOタイトルやdescriptionを設定する
CanvaをWordPressで使う時のSEO注意点
Canvaで作った画像だけに情報を詰め込みすぎると、SEO面では弱くなります。
たとえば、料金表、サービス内容、見出し、説明文をすべて1枚の画像にしてしまうと、検索エンジンにも読者にも情報が伝わりにくくなります。
もちろん、図解やバナーとしてCanva画像を使うのは問題ありません。ただし、重要な情報はWordPress本文にもテキストとして入れておきましょう。
SEOで注意したいこと
- 重要な見出しを画像だけにしない
- 料金やサービス内容は本文にも書く
- 画像には代替テキストを入れる
- 画像サイズを大きくしすぎない
- スマホで文字が読めるか確認する
- 埋め込みに頼りすぎない
- 問い合わせボタンや内部リンクはWordPress側で設置する
CanvaとWordPressの費用目安
CanvaもWordPressも無料から使えますが、事業用に使う場合は周辺費用がかかります。
Canvaは無料でも使えます。画像作成や簡単なデザインであれば、無料プランから試せます。ただし、ブランドキット、高度な素材、背景リムーバー、チーム管理、独自ドメインまわりの機能などを使いたい場合は、有料プランを検討することになります。
WordPressも本体は無料ですが、独自ドメイン、レンタルサーバー、有料テーマ、有料プラグイン、制作依頼費などがかかる場合があります。
| 項目 | 費用目安 | 内容 |
|---|---|---|
| Canva Free | 0円 | 基本的なデザイン作成に使える |
| Canva Pro | 月1,000円〜2,000円前後が目安 | 有料素材、背景削除、ブランド管理などを使いたい場合 |
| Canvaサイト | 無料公開も可能 | 無料ドメインで簡単なサイトを公開できる |
| WordPress本体 | 0円 | WordPress自体は無料 |
| レンタルサーバー | 月500円〜1,500円前後 | WordPressサイト公開に必要 |
| 独自ドメイン | 年1,000円〜4,000円前後 | 自社サイトのURLとして使う |
| 有料テーマ・プラグイン | 数千円〜2万円以上 | デザインや機能を強化する場合 |
| 制作依頼 | 数万円〜数十万円以上 | WordPress構築やデザイン調整を依頼する場合 |
料金はプランや時期によって変わるため、導入前には公式の料金ページを確認しましょう。ただし、ざっくり考えるなら、Canvaはデザイン作成費を抑える道具、WordPressはサイト運用の土台にかかる費用と考えると分かりやすいです。
事業用サイトではCanvaだけで完結させない方がいい理由
事業用サイトでは、Canvaだけで完結させるより、WordPress側で問い合わせ導線を整える方が安全です。
Canvaは、見た目のよいデザインを作るには便利です。しかし、問い合わせフォーム、SEO記事、内部リンク、事例ページ、料金ページ、ブログ更新、アクセス解析、改善運用まで考えると、WordPressの方が向いています。
特に、小規模事業者のホームページでは、ただ見た目がきれいなだけでは不十分です。誰に向けたサービスなのか、料金はいくらか、実績はあるのか、どこから問い合わせればよいのかが分かる必要があります。
WordPress側で整えたい導線
- サービスページ
- 料金ページ
- 制作事例・実績ページ
- お客様の声
- よくある質問
- 問い合わせフォーム
- ブログ記事・SEO記事
- 内部リンクとCTAボタン
- アクセス解析と改善導線
CanvaとWordPressのおすすめの使い分け
おすすめは、Canvaを素材作成に使い、WordPressを本体サイトとして使う方法です。
Canvaでは、アイキャッチ画像、バナー、図解、SNS投稿画像、チラシ、資料、簡単な告知画像を作ります。WordPressでは、それらの素材を使いながら、本文、サービスページ、問い合わせフォーム、SEO記事を整えます。
この形にすると、Canvaのデザイン性とWordPressの運用性を両方活かせます。
| 目的 | おすすめ | 理由 |
|---|---|---|
| ブログのアイキャッチを作りたい | Canva | テンプレートで作りやすい |
| サービスページを作りたい | WordPress | 本文・CTA・問い合わせ導線を設計しやすい |
| 短期イベントを告知したい | Canvaサイトでも可 | 簡単な1ページなら作りやすい |
| SEO記事を積み上げたい | WordPress | ブログ運用に向いている |
| SNS画像を量産したい | Canva | InstagramやX向け画像を作りやすい |
| 問い合わせを増やしたい | WordPress | フォームやサービス導線を整えやすい |
CanvaとWordPressを使う時によくある失敗
よくある失敗は、Canvaで作った画像を貼るだけでホームページとして完成したと思ってしまうことです。
Canvaで作った画像は見た目が整いやすいため、ページ全体を画像で作りたくなることがあります。しかし、画像だけのページは、SEO、スマホ表示、更新性、問い合わせ導線の面で弱くなりやすいです。
また、Canvaのデザインをそのまま埋め込むと、ページの読み込みが重くなったり、スマホで横幅が合わなかったり、表示が安定しなかったりする場合があります。
失敗しやすい例
- ページ全体を1枚画像にしてしまう
- 画像の文字がスマホで読みにくい
- 画像サイズが大きすぎて表示が重い
- 重要な説明を本文に書いていない
- 代替テキストを入れていない
- Canvaの埋め込みだけでページを作っている
- 問い合わせボタンやフォームが分かりにくい
- CanvaサイトとWordPressサイトの役割が混ざっている
業者に相談した方がよいケース
Canvaで作ったデザインを事業用WordPressサイトに整えたい場合は、業者に相談した方が早いケースがあります。
Canvaで作ったデザインを見ながらWordPressに反映する作業は、見た目だけでなく、スマホ表示、内部リンク、CTA、問い合わせフォーム、SEO、表示速度まで考える必要があります。
特に、CanvaサイトからWordPressへ移したい場合や、Canvaで作ったLPを自社サイト内の固定ページとして作り直したい場合は、単純なコピーではなく再設計が必要になります。
相談した方がよいケース
- CanvaサイトをWordPressで作り直したい
- Canvaで作ったLPを固定ページ化したい
- 画像だらけのページをSEO向けに整えたい
- スマホ表示が崩れている
- Canvaの埋め込みがうまく表示されない
- 問い合わせフォームやCTAを整えたい
- 事業用サイトとして信頼感を出したい
- Canva素材を使いながらWordPress全体を整えたい
よくある質問
使えます。画像としてダウンロードしてWordPressにアップロードする方法が一番扱いやすいです。用途によっては埋め込みコードを使って表示することもできます。
そのまま自動移行するのは難しいです。Canvaサイトのデザインや文章を参考にしながら、WordPress側で固定ページとして作り直す形になります。
貼れる場合があります。WordPressのカスタムHTMLブロックに埋め込みコードを入れて表示確認します。ただし、権限やテーマ、セキュリティ設定によっては表示されないことがあります。
簡単な告知ページやプロフィールページならありです。ただし、ブログ、SEO、問い合わせ導線、事例ページ、サービスページを長期運用するならWordPressの方が向いています。
画像そのものが悪いわけではありません。ただし、重要な説明や料金、サービス内容を画像の中だけに入れるとSEO面では弱くなります。本文にもテキストで情報を入れ、画像には代替テキストを設定しましょう。
まとめ:Canvaは素材作成、WordPressはサイト運用に使う
CanvaとWordPressは連携できますが、それぞれ得意な役割が違います。
Canvaは、画像、バナー、図解、SNS投稿、簡単な告知ページなどを作るのに向いています。WordPressは、記事、固定ページ、サービスページ、問い合わせフォーム、SEO、内部リンク、アクセス解析を使った長期運用に向いています。
事業用サイトでは、Canvaで作った素材をWordPressに使いながら、問い合わせにつながる導線はWordPress側で整えるのがおすすめです。
Canvaだけで完結させるのではなく、Canvaをデザイン素材作成に使い、WordPressを自社サイトの土台として育てていきましょう。

