BASE(ベイス)で事業者の氏名を非公開にはできない!できるのは住所&連絡先のみ

BASE(ベイス)は、簡単にオンラインショップを開設できるプラットフォームとして、多くの個人事業主や小規模事業者に利用されています。
2022年には、事業者の住所&連絡先を匿名にできる機能が追加されましたが、氏名を非公開にすることはできません。

本記事では、その理由と、住所&連絡先を匿名にする方法を解説します。
事業者の氏名を非公開にできない理由
事業者の氏名を非公開にできない理由は、法律でネットショップ事業者の氏名を公表するように定められているからです。
この法律を「特定商取引法」といい、事業者がオンラインショップを運営する際、氏名や住所、連絡先などの情報を公開することが義務付けられています。
これは、消費者保護の観点から重要であり、BASEもこの法律を遵守しています。
そのため、BASEのプラットフォーム上では、事業者の氏名を非公開にすることはできません。
住所&連絡先は非公開にできる!
ただし、2022年1月より、住所と連絡先は非公開にできるようになりました。

非公開にすると、BASEの住所と連絡先が「特定商取引法ページ」に表示されるようになります。
住所と連絡先を非公開にする方法
まずは、BASE管理画面のショップ設定ページから、「運営に関する情報の設定」を選択します。

画面内の「所在地の公開」と「連絡先の公開」を、それぞれ「非公開にする」にチェックをつけましょう。
最後に、ページ下部の「保存する」を押すと、住所&連絡先の非公開設定は完了です。
非公開設定にすると、特定商取引法ページはこうなる
非公開設定にすると、ショップの特定商取引法ページは次のようになります。

- 事業者の所在地(住所)|〒106-6237 東京都港区六本木3丁目2番1号 六本木グランドタワー37F BASE株式会社
- 事業者の連絡先|03-6416-5450

このように、住所と連絡先はBASE株式会社のものが記載され、ショップ運営車の住所と連絡先は匿名になります。
匿名配送は可能になりましたが、「特定商取引法」があるため、全て匿名でショップ運営をすることは、2024年時点では不可能です。
非公開設定の注意事項
区分が個人の場合のみ非公開設定が可能
BASEで住所&連絡先の非公開設定ができるのは、個人が運営しているネットショップのみです。
ショップの区分が法人のショップの場合は、非公開設定はご利用できません。
返品対応には住所の公開が必要
商品の返品時などに、購入者から求められた場合においては、これまでどおり「事業者の所在地」「事業者の連絡先」を開示する必要あります。
これは、匿名配送の場合でも同じです。

安全なショップ運営のために
BASEでは、事業者の氏名は非公開にできませんが、住所や連絡先は非公開にする方法があります。
法的義務を遵守しつつ、プライバシーを保護するために、適切な対策を講じることが重要です。
安全なショップ運営を実現するために、継続的なリスク管理と顧客対応の効率化を心がけましょう。