Googleスプレッドシートで合計のマイナス値を「0」にする簡単テクニック

Googleスプレッドシートで、AのセルとBのセルの合計値がマイナスの場合、「0」と表示させる方法を紹介します。

答え「=IF(A3-B3<=0,0,A3-B3)」
セルAからセルBを引いた時、合計値がマイナスになる場合「0」にするときの関数は下記のとおりです。

「A3」と「B3」の部分を、任意のセルに変えてください!
次からは詳細な説明です。知りたい人はご覧ください。
基本的な計算方法
まず、セルAとセルBの差を計算する基本的な方法について説明します。
スプレッドシートで単純にAからBを引きたい場合、次のような式を使用します。
=A1-B1
この式をセルCに入力すると、セルA1の値からセルB1の値が引かれた結果が表示されます。
しかし、この結果がマイナスになる可能性がある場合、それを「0」と表示させたいことがあります。
IF関数を使った条件付き表示
この問題を解決するために、IF
関数を使用します。

IF
関数は、特定の条件が満たされる場合とそうでない場合で、異なる結果を表示させることができます。
具体的には、セルAからセルBを引いた結果がマイナスの場合に「0」を表示し、それ以外の場合は計算結果をそのまま表示するには、次のような式を使います。
=IF(A1-B1<0, 0, A1-B1)
式の解説
このIF
関数の式を分解してみましょう。
A1-B1<0
: まず、この部分でセルA1からセルB1を引いた結果がマイナスかどうかを確認しています。0
: この部分は、条件が真(つまり、結果がマイナス)の場合に表示する値です。A1-B1
: 最後に、条件が偽(つまり、結果が0以上)の場合に表示する計算結果です。
この式をセルC1に入力することで、A1からB1を引いた結果がマイナスになると、「0」が表示されます。
実際の利用シーン
この関数は、予算管理や在庫管理など、特定の数値が負の値になることを避けたい場面で使われることが多いです。
例えば、在庫がマイナスになると現実的には意味をなさないため、計算結果を「0」にすることで、視覚的にも分かりやすくなります。
応用例: 複数のセルを対象とする場合
また、複数のセルに対してこの計算を行いたい場合でも、IF
関数を使った同様の方法が応用できます。

記事最初にある画像のように、セルA列とセルB列のすべてのペアについてこの処理を行いたい場合、各行にこのIF
関数を適用できます。
IF関数でスプレッドシートをもっと便利に!
Googleスプレッドシートで「A-B」の計算結果がマイナスになった場合に「0」と表示させる方法は、IF
関数を使うことで簡単に実現できます。
このテクニックを使うことで、計算結果がわかりやすくなり、ミスを防ぐことができます。
日常の業務や個人のデータ管理にぜひ活用してみてください!