UpdraftPlusの使い方|WordPressバックアップを自動保存する設定手順
UpdraftPlusは、WordPressのバックアップを手動・自動で作成し、Google Driveなどの外部ストレージに保存できるバックアッププラグインです。
WordPressは、投稿本文や設定が入るデータベースと、画像・テーマ・プラグインなどのファイルで構成されています。そのため、バックアップではデータベースとファイルの両方を保存する必要があります。
UpdraftPlusを使う時は、「今すぐバックアップを取る」「Google Driveなど外部保存先を設定する」「自動バックアップの頻度を決める」「復元手順を確認する」という流れで設定します。プラグインを入れるだけではなく、復元できる状態まで整えることが重要です。
この記事では、UpdraftPlusのインストール方法、手動バックアップの取り方、Google Driveへの保存設定、自動バックアップ、復元方法、設定時の注意点を初心者向けに整理します。

バックアップは「取る」だけでは不十分です。トラブル時に戻せるか、保存先に残っているか、更新前に手動で取れるかまで確認しましょう。
- UpdraftPlusでできること
- UpdraftPlusのインストール方法
- 手動バックアップの取り方
- Google Driveにバックアップを保存する方法
- 自動バックアップの設定方法
- バックアップから復元する方法
- 更新前に確認したい注意点
- バックアップが失敗する時の確認点
UpdraftPlusでできること
UpdraftPlusでは、WordPressサイトのバックアップ、復元、移行を行えます。
公式プラグインページでは、UpdraftPlusはバックアップを手動またはスケジュールで実行でき、Google Drive、Dropbox、Amazon S3、FTP、メールなどに保存できると案内されています。
初心者がまず使う機能は、「今すぐバックアップ」「外部ストレージ保存」「自動バックアップ」「復元」の4つです。最初からすべての機能を覚える必要はありません。
WordPress本体、テーマ、プラグインを更新する前に手動バックアップを取り、普段は自動バックアップを外部ストレージへ保存する運用にすると、トラブル時に戻せる状態を作りやすくなります。
- 手動バックアップ
- 自動スケジュールバックアップ
- データベースのバックアップ
- ファイルのバックアップ
- Google Driveなど外部ストレージへの保存
- バックアップファイルのダウンロード
- バックアップからの復元
- サイト移行・複製用途での利用
公式プラグインページは、UpdraftPlus: WP Backup & Migration Pluginで確認できます。
UpdraftPlusをインストールする方法
UpdraftPlusは、WordPress管理画面のプラグイン追加画面からインストールできます。
まず、WordPress管理画面にログインし、左メニューの「プラグイン」から「新規追加」を開きます。検索欄に「UpdraftPlus」と入力し、該当プラグインをインストールして有効化します。
有効化後は、左メニューの「設定」内に「UpdraftPlus バックアップ」または「UpdraftPlus Backups」が表示されます。日本語表示・英語表示はWordPress環境やプラグイン表示によって異なります。
インストールしただけではバックアップ設定は完了していません。必ず設定画面を開き、手動バックアップと保存先設定まで行います。
- WordPress管理画面にログインする
- 左メニューの「プラグイン」を開く
- 「新規追加」をクリックする
- 検索欄に「UpdraftPlus」と入力する
- 「今すぐインストール」をクリックする
- インストール後に「有効化」をクリックする
- 「設定」→「UpdraftPlus バックアップ」を開く
最初に手動バックアップを取る
UpdraftPlusを入れたら、まず手動バックアップを1回作成します。
自動バックアップ設定をする前に、手動でバックアップを実行し、バックアップファイルが作成されるか確認します。ここでエラーが出る場合、自動バックアップも失敗する可能性があります。
手動バックアップでは、「データベースを含める」「ファイルを含める」の両方を選びます。投稿や設定だけでなく、画像・テーマ・プラグインも戻せる状態にするためです。
大きな更新前や、テーマ・プラグインを追加する前にも、この手動バックアップを実行します。
WordPress管理画面で「設定」→「UpdraftPlus バックアップ」を開きます。
英語表示の場合は「Settings」→「UpdraftPlus Backups」と表示されることがあります。
「バックアップ / 復元」タブで「今すぐバックアップ」をクリックします。
英語表示では「Backup / Restore」タブ内の「Backup Now」をクリックします。
「データベースを含める」と「ファイルを含める」の両方にチェックが入っているか確認します。
データベースだけ、またはファイルだけでは、WordPress全体を戻せないことがあります。
内容を確認して、再度「今すぐバックアップ」をクリックします。
サイトの容量によっては完了まで時間がかかります。途中で画面を閉じず、完了メッセージが出るまで待ちます。
完了後、「既存のバックアップ」に新しいバックアップが表示されているか確認します。
データベース、プラグイン、テーマ、アップロード、その他などの項目が作成されているか見ます。
Google Driveにバックアップを保存する方法
UpdraftPlusを使うなら、バックアップはサーバー内だけでなくGoogle Driveなどの外部ストレージにも保存します。
サーバー内にしかバックアップがない場合、サーバートラブル、容量不足、誤削除、契約停止などが起きた時に、バックアップごと失うことがあります。外部保存先を設定しておくことで、サイト本体とは別の場所に復旧データを残せます。
Google Driveに保存する場合は、UpdraftPlusの「設定」タブで保存先にGoogle Driveを選び、設定を保存したあと、Googleアカウントの認証を完了します。
認証が完了したら、手動バックアップを実行し、Google Drive側にUpdraftPlusのバックアップファイルが作成されているか確認します。
UpdraftPlus画面で「設定」タブを開きます。
英語表示では「Settings」タブです。ここで自動バックアップの頻度や保存先を設定します。
「リモートストレージを選択」または「Choose your remote storage」でGoogle Driveを選択します。
無料版でもGoogle Driveを保存先として選択できます。
Google Driveを選択したら、画面下部の「変更を保存」をクリックします。
英語表示では「Save Changes」です。保存後、Google認証へ進む案内が表示されます。
表示されたリンクをクリックし、GoogleアカウントでUpdraftPlusの接続を承認します。
バックアップ専用のGoogleアカウントを用意しておくと、個人用ファイルと混ざりにくく管理しやすくなります。
認証後、手動バックアップを実行してGoogle Driveに保存されるか確認します。
WordPress側のバックアップ履歴だけでなく、Google Drive側にもファイルが作成されているか確認しましょう。
自動バックアップの頻度を設定する
自動バックアップは、サイトの更新頻度に合わせて設定します。
UpdraftPlusでは、ファイルバックアップとデータベースバックアップのスケジュールを別々に設定できます。投稿や固定ページの更新が多いサイトでは、データベースのバックアップ頻度を高めにするのが基本です。
小規模な事業サイトなら、ファイルは週1回、データベースは週1回から始めるのが現実的です。毎日ブログを更新する場合は、データベースを毎日バックアップする設定も検討します。
自動バックアップは便利ですが、WordPress本体・テーマ・プラグインの更新前は、必ず手動バックアップを取ります。自動バックアップのタイミングと更新作業のタイミングがずれることがあるためです。
- ほとんど更新しないサイト:月1回
- 月数回更新する事業サイト:週1回
- 週数回更新するブログ:週1回〜毎日
- 毎日投稿するブログ:データベースは毎日
- ECサイト:注文データがあるため高頻度で検討
- WordPress更新前:手動バックアップを実行
- プラグイン追加前:手動バックアップを実行
- テーマ変更前:手動バックアップを実行
保存するバックアップ数を決める
自動バックアップでは、保存するバックアップ数も決めます。
保存数が少なすぎると、トラブルに気づいた時には正常なバックアップが消えていることがあります。逆に、多すぎるとGoogle Driveやサーバーの容量を圧迫します。
小規模サイトなら、まずは直近4回〜8回分を残す設定が分かりやすいです。週1回バックアップなら約1〜2か月分、毎日バックアップなら数日〜1週間分を残すイメージです。
大きな変更前に取った手動バックアップは、自動削除されないように管理しておくと、更新後のトラブル時に戻しやすくなります。
- 最低でも直近数回分は残す
- 週1回バックアップなら4〜8回分が目安
- 毎日バックアップなら7〜14回分を検討
- 容量が大きいサイトは保存数を増やしすぎない
- 重要な変更前のバックアップは手動で残す
- Google Drive側の容量も確認する
- 古すぎるバックアップは定期的に整理する
バックアップファイルを確認・ダウンロードする
バックアップ後は、ファイルが作成されているか必ず確認します。
UpdraftPlusの「既存のバックアップ」には、バックアップ日時と各ファイルの項目が表示されます。データベース、プラグイン、テーマ、アップロード、その他などが表示されているか見ます。
バックアップファイルは、管理画面からダウンロードできます。重要な更新前に作成したバックアップは、Google Driveだけでなく、必要に応じて手元のPCにも一時的に保存しておくと確認しやすくなります。
ただし、バックアップファイルにはサイトのデータが含まれます。共有リンクを公開したり、第三者に渡したりしないように管理します。
- バックアップ履歴に表示されているか
- データベースが作成されているか
- アップロードファイルが作成されているか
- テーマファイルが作成されているか
- プラグインファイルが作成されているか
- Google Drive側にも保存されているか
- ファイルサイズが極端に小さくないか
- バックアップ完了ログにエラーがないか
UpdraftPlusで復元する方法
復元は、UpdraftPlusの「既存のバックアップ」から対象のバックアップを選んで実行します。
公式ドキュメントでは、「Settings」→「UpdraftPlus Backups」へ進み、「Restore」ボタンをクリックすると、既存バックアップのタブが開き、バックアップ記録を確認できると説明されています。
復元時は、データベース、プラグイン、テーマ、アップロード、その他など、どの要素を戻すか選択します。サイト全体を戻す場合は、必要な項目を漏れなく選びます。
復元はサイトの状態を大きく変更する作業です。特に公開中のサイトでは、復元前に現在の状態もバックアップし、必要なら制作会社や保守担当者に相談してから実行します。
「設定」→「UpdraftPlus バックアップ」を開きます。
バックアップ履歴が表示される「バックアップ / 復元」タブを確認します。
「既存のバックアップ」から、戻したい日時のバックアップを探します。
更新前、トラブル発生前など、正常に動いていた時点のバックアップを選びます。
対象バックアップの「復元」ボタンをクリックします。
英語表示では「Restore」です。
データベース、プラグイン、テーマ、アップロードなど、復元する項目を選びます。
サイト全体を戻す場合は、必要な項目を漏れなく選択します。
復元後は、トップページ、固定ページ、投稿、画像、問い合わせフォーム、管理画面を確認します。
見た目だけでなく、フォーム送信やメニュー表示、スマホ表示も確認します。
更新前にUpdraftPlusでバックアップを取る流れ
WordPress本体、テーマ、プラグインを更新する前には、UpdraftPlusで手動バックアップを取ります。
WordPressの表示崩れやエラーは、更新直後に起きることがあります。特に、複数のプラグインをまとめて更新する場合や、テーマを更新する場合は、更新前の状態に戻せるバックアップが必要です。
自動バックアップを設定していても、更新前には手動バックアップを取ります。自動バックアップが昨日の状態で、今日の更新直前の状態を保存していないことがあるためです。
更新前のバックアップは、作成した日時をメモしておくと、トラブル時にどのバックアップへ戻せばよいか判断しやすくなります。
- UpdraftPlusで手動バックアップを実行する
- データベースとファイルの両方を含める
- バックアップ履歴に表示されたことを確認する
- Google Driveなど外部保存先にも保存されたことを確認する
- 更新するプラグイン・テーマを1つずつ確認する
- 更新後にサイト表示を確認する
- 問題があれば更新前のバックアップへ戻す
バックアップが失敗する時の確認点
UpdraftPlusのバックアップが失敗する時は、容量・保存先・認証・サーバー制限を確認します。
バックアップは、サイトの容量が大きいほど時間がかかります。画像が多いサイト、プラグインが多いサイト、長く運用しているサイトでは、バックアップファイルが大きくなり、途中で止まることがあります。
Google Driveに保存できない場合は、認証が切れていないか、保存先の容量が不足していないか、UpdraftPlus側の設定変更後に「変更を保存」しているかを確認します。
エラーが続く場合は、バックアップログを確認し、レンタルサーバーの制限やPHP設定、容量不足を見ます。自分で判断できない場合は、サーバー会社や制作会社にログを見てもらいます。
- Google Driveなど保存先の容量が足りているか
- Googleアカウント認証が切れていないか
- UpdraftPlus設定後に「変更を保存」したか
- サーバーの空き容量が足りているか
- 画像や動画ファイルが多すぎないか
- バックアップログにエラーが出ていないか
- セキュリティ系プラグインが通信を妨げていないか
- サーバーの処理時間制限に引っかかっていないか
UpdraftPlusを使う時の注意点
UpdraftPlusを使っていても、設定ミスがあると復元できないバックアップになります。
たとえば、データベースしか保存していない、外部保存先の認証が切れている、古いバックアップしか残っていない、サーバー内にしか保存していない、復元手順を確認していない、といった状態です。
バックアップの目的は、トラブル時に戻すことです。設定後は、バックアップ履歴、外部保存先、保存数、復元ボタンの場所を一度確認しておきましょう。
本番サイトで復元操作を試すのはリスクがあります。復元テストを行う場合は、テスト環境や制作会社のサポートを使って確認します。
- プラグインを入れただけで安心しない
- データベースとファイルの両方を保存する
- サーバー内だけに保存しない
- Google Driveなど外部保存先を確認する
- 保存数を少なすぎにしない
- 更新前は手動バックアップを取る
- バックアップログのエラーを放置しない
- 復元操作は慎重に行う
- 管理画面に入れない時の復旧方法も確認する
よくある質問
- UpdraftPlusは無料で使えますか?
-
無料版でも手動バックアップ、自動バックアップ、Google Driveなどへの保存、復元機能を使えます。OneDriveやSFTPなど、一部の保存先や追加機能は有料版の対象です。
- バックアップはGoogle Driveだけで大丈夫ですか?
-
Google Driveに保存しておくと、サーバー内だけに置くより復旧しやすくなります。ただし、Googleアカウントの容量、認証切れ、削除ミスには注意が必要です。重要な更新前のバックアップは、必要に応じて手元にもダウンロードしておきます。
- UpdraftPlusで復元すると今のデータは消えますか?
-
復元する項目によって、現在の状態がバックアップ時点の状態に置き換わります。特にデータベースを復元すると、投稿や設定がバックアップ時点に戻ります。復元前に現在の状態もバックアップしてから実行しましょう。
- 自動バックアップを設定していれば更新前の手動バックアップは不要ですか?
-
更新前の手動バックアップは必要です。自動バックアップが直前の状態を保存しているとは限りません。WordPress本体、テーマ、プラグインを更新する直前には手動でバックアップを取ります。
- 管理画面に入れない時もUpdraftPlusで復元できますか?
-
管理画面に入れない場合、通常の管理画面からの復元は難しくなります。その場合は、サーバー側バックアップ、FTP、データベース管理画面、制作会社や保守担当者の対応が必要になります。UpdraftPlusだけでなく、サーバー側の復旧手段も確認しておきましょう。
まとめ:UpdraftPlusは設定と復元確認まで行う
UpdraftPlusは、WordPress初心者でも使いやすいバックアッププラグインです。
インストール後は、まず手動バックアップを実行し、データベースとファイルの両方が保存されるか確認します。その後、Google Driveなどの外部保存先を設定し、サイトの更新頻度に合わせて自動バックアップを設定します。
特に重要なのは、WordPress本体・テーマ・プラグインを更新する前に、手動バックアップを取ることです。自動バックアップを設定していても、更新直前の状態を保存してから作業します。
バックアップは、サイトが壊れてからでは間に合いません。UpdraftPlusを使って、外部保存、保存数、復元手順まで確認し、トラブル時に戻せる状態を作っておきましょう。
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